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オラトリオオデッセイピンナップ
オラトリオオデッセイピンナップ
16モル♪

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担当VC

SS
(変わらないな、ここは……)

そう呟くマグノリア・ホワイト(CL3000242)は、一本の木の根元に腰を下ろした。
ふぅと短く呼吸を整えると、深い緑に覆われつつあるモノに、体を預けるようにもたれ掛かる。

(『僕』が生まれた場所……いや、正確には『僕の体』……か)

伏し目がちに視線を落とすアグノリア。その表情はどこか儚げで。
まるで深い思慮に浸っているかのように、物思いに耽るかのように。
どこか懐かしげに、ただ……柔らかく微笑んでいるように。

そっとモノに触れる。
大切なものに触れるように、それでいてしっかりと。

(『僕の心』が産まれたのはいつだったか……。あれから『成長』できたのかな)

小さな体。何もないと感じた、感じてしまった自分自身。その空っぽの自分の中に心を宿す事が、いつしかマグノリアの願いとなった。それこそがマグノリアにとっての『成長』なのだろう。

ふと、地面に触れている右手に目線を移す。苔むしたタイルの冷たさが指先に心地いい。

(欠片でも、出来ていればいい……『0』で無ければ……)

成長により望むものを得たはずのマグノリア。しかし得た事で生じたのは新たなほの暗い感情。それは失う恐怖。

「……だとしても、使い道はあるはずだ」

マグノリアを見つめる小鳥がぴゅいと小さく鳴いた。
SS担当ST
  

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