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オラトリオオデッセイピンナップ3人
オラトリオオデッセイピンナップ3人
16モル♪

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担当VC

SS
 年の瀬、オラトリオ・オデッセイの寒空の元でも人々の活気は収まらない。
 むしろ神々の誕生日を祝うために人々は寒さに負けぬように商売に精を出す。
「さすがはイ・ラプセル。食に関してはかなり力が入ってますね。ヘルメリアとは大違いだ」
 そんな様子を見てジョン・コーリナー(nCL3000046)は感心したような声をあげる。着こんでいるのは長く愛用している茶色のコートだ。
「そこはヘルメリアが食に気をかけなさすぎなのかと思われますが。流石にただ煮込むだけと言うのは如何なものかと」
 言葉を返すのはデボラ・ディートヘルム(CL3000511)だ。ヘルメリアの料理の酷さには閉口したこともある。蒸気配管の上に鍋を置いて、穀物を煮込んだものが主食と言うのは如何なものか。料理と言うものに対する基本的な考え方が異なっているのだ。
「はー。『揚げ物』っていうんですね。油を料理に使うとか、初めて見ました」
 その文化の在り方はレティーナ・フォルゲン(nCL3000063)の言葉にも挙げられる。油は機械の潤滑に使ったり、明かりにして夜を照らす物。料理に使うなど想像の外である。
「……と言う事は、ドーナツは初めて見るとか?」
 尋ねるデボラに頷くレティーナ。文化圏の違いがあるとはいえ、揚げ物料理を知らないというのは驚いた。ジョンはその任務上他国に潜入したりすることもあるので他国文化は知っているようだが、ヘルメリアの亜人奴隷だったレティーナはそうでもないらしい。
「ドーナツっていうんですね。先生知ってました?」
「はい。食べてみますか?」
「えええええええ!? いいんですか?」
「はい。皆さんでいただきましょう。レティーナ様、こういうふうにして食べるんですよ」
 買ったドーナツを三人で分ける。デボラはドーナツを始めてみるレティーナに実際に食事をしながら説明をしていた。レティーナもおっかなびっくりと言った感じでドーナツを口にし、初めての感触に驚きの表情を浮かべていた。
「……甘くて、サクサクして、不思議な感覚です」
「良かったです。それは『美味しい』というんですよ。
 そうですね、今日は露天を回りましょう。レティーナ様が知らない味をたくさん体験してもらいます」
「いいですね。では飴の類などどうでしょうか? イ・ラプセルの飴は見た目も素晴らしいですからね」
「成程! ジョン様も許可も出ましたので、今日は楽しみますよ!」
「あわわわわ!」
 かくして食の楽しみを知らないレティーナに『美味しい』を教えるツアーが始まったのであった
SS担当ST
  

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