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オラトリオオデッセイピンナップ4人
慰安温泉 side:m
15モル♪

原寸画像


担当VC

SS
 オラトリオ・オデッセイに合わせて温泉に行きたいと言ったのは誰だったか。
 思い付きだった計画はいつの間にか大人数となり、宿を貸し切っての宴となった。王族貴族が関わる派手な宴ではないが、静かな休息日となっ――
「おおおおおおおおおお! 胸板分厚い! すっげーなー!」
「よ、よしてくれ。皆が見てるじゃないか……」
「温泉と肉まんは格別なんだが……何だこの光景は」
「温泉。裸と裸のふれあい。いい肴じゃないか。おじさんに迷惑が掛からない範囲でもとやれー」
 それぞれナバル・ジーロン(CL3000441)、アダム・クランプトン(CL3000185)、リュエル・ステラ・ギャレイ(CL3000683)、ニコラス・モラル(CL3000453)の言葉である。
 具体的にはナバルがアダムのオールモストキジンの芸術的な胸を触り、それに驚いたアダムがしなを作る等に抵抗し、リュエルは冷や汗を流しながら温泉用にと作ってきた肉まんを口にし、そんな騒がしい様子も酒の肴だとニコラスが酒を片手に温泉を堪能している光景だ。
 とても、静かな休息日とは程遠い光景である。
「金髪騎士にして身体の八割が機械とか男の子の憧れじゃないか。ポーズを決めるごとに音が鳴ったり光ったりするんだろ? やっぱ王子様は違うよな。オレみたいな田舎者とは大違いだ。悔しくはないけど、憧れるぜ!」
 アダムの胸を触りながら言うナバル。別に酒は入っているわけでもなく、素でアダムのカッコよさを羨ましがっていた。男としてもアダムのカッコよさは否定できない。機械の身体を充分に触り、その感触に感動していた。やっぱり機械はロマンだ!
「こら、ナバル君! 幾ら男同士だからと言って触ってもいい範囲と駄目な範囲と言うものがあると言う事を……こんな所を誰かに見られたらどうするというんだ。あ、待つんだ。そこは流石に……!」
 胸を触られながら必死に抵抗するアダム。しかし相手は仲間であるナバルで、心優しいアダムは本気で突き飛ばすようなことはできなかった。ここは岩場の温泉。こけて頭を打てば大怪我だ。そう思うと、でもさすがにこれ以上は――!
「あー……肉まん美味い。どうしよう、これ? 見るに堪えないけど近づくのもなあ。歌にするにはあまりにもなシチュエーションだし。……でもこういう物語も需要在るって時々聞くしなぁ……」
 肉まんを食べながらリュエルはどうしたものかと思案していた。助けた方がいいのかもと思いながら、しかし仲のいい者同士でじゃれあっているようにも見えて止めずらい。正直、巻き込まれるのはまっぴら御免だ。せめて観察しておこう。跡肉まんは美味しい。
「月を見ながらワイン。身体に染み入る温泉。いいねぇ、これで酌してくれる若い女の子がいればなお良かったな。まあ男同士のバカ騒ぎも悪くはないか。よし、もっとやれー。手加減するなよー」
 酒の入ったニコラスは大笑いしながらアダムとナバルの絡みを見ていた。戦争ですさんだ心を癒すのは、こういった気の抜けた騒ぎだ。そんなことを想いながらワインを嚥下する。酔いと共に体内から湧き上がる熱い息。

 2020年、オラトリオ・オデッセイ――
 静かとは程遠い休養ではあるが、彼女達はこの一日を楽しんでいた。
SS担当ST
  

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