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フルール・ド・プランタンピンナップ4人
フルール・ド・プランタンピンナップ4人
16モル♪

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担当VC

SS

「さて悩ましいな。相手の好みに合わせるのが理想だが、こればかりは何とも」
 とアドバイスするのはテオドール・ベルヴァルド(CL3000375)。
「こういう時はウサギだな。ウサギは幸運のシンボルとして有名だしな」
 とアドバイスするのはウェルス ライヒトゥーム(CL3000033)。
「思うままに選んだものを送るというのはどうだ? 自分の思いが伝わるかもしれんぞ」
 とアドバイスするのは非時香・ツボミ(CL3000086)。
「うーん……」
 三者三様のアドバイスを受けて、エルシー・スカーレット(CL3000368)は悩ましい声をあげた。
 フルール・ド・プランタン。春を告げるイ・ラプセルの祭りである。自らの想いを告げると同時に贈り物をするこの祭り。一般的にはミモザの花を贈るのだが、送るのが鼻だけとは限らない。特別な思いを持つ相手には特別なものを送りたいというのが乙女心である。
 もちろんプレゼントを贈るのはエルシーだけではない。テオドールもウェスルもツボミも誰かにミモザの花と一緒にプレゼントを送る。だがテオドールとウェルスはほぼ決まっている。ツボミは本命に送るのではなく、付き合いの深い友人に送るつもりなのでそれほど深く悩まないようだ。
 なので、一番真剣に悩んでいるのはエルシーである。自然と他三人がエルシーにアドバイスをする形となった。
「しかし非時香嬢のアドバイスは的を得ている。贈り物は己を示す。ことフルール・ド・プランタンにおいては想いを伝えるという意図を伝えるのに適しているからな」
「手作りのクッキーなんかはそういう意味ではいいかもな。なんなら材料を安く仕入れてやるぜ」
「なまじ高いモノはこの場合意味を成さないからな。自分にできる最高の贈り物。そういう意味では努力の方向性を示す料理は確かにアリだな」
「そんな簡単に言うけど、送るならきちんとしたものを送りたいじゃないの」
 話し合い……というかエルシーの悩みは行ったり来たりだ。相手には自分の想いを伝えたいけど、想いを伝えるには何が一番かが分からない。料理に不慣れな人間がクッキーを作っても『頑張ったね』で終わりそうだ。
「何をもって『きちんとしたのか』だな。想いを伝えるのに、確かに質がいいモノがいいのは確かだろう」
「いやいや、先ずは行動あるのみだと思うぜ。千里の道も一歩から、なんてのは商人の常識だ」
「……そう簡単に行動できないのが乙女心なのだがな(ボソ)」
「うーうーうー!」
 腕を組んで頷くテオドール。下手でも進むべきだと告げるウェルス。少し目を逸らすツボミ。そして悩むエルシー。
 相手は敵の騎士よりも強力だ。充分に悩んで行動しなければ勝利の道は開けないだろう。
 そしてエルシーは決意する。その結果は――
SS担当ST
  

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